休憩時間 一筋のけむり

煙というものは、とても不安定です。
風が吹けば風の吹く方に靡き、
風が吹かなくてもゆらゆらと揺らめきながら灰を残します。
煙はまるでこころのようだと私は思います。
時代という風に吹かれたらその風の吹く方に靡き、
何も変わらないとゆらゆらと揺らめき不安を残します。
それでもスッと一筋のけむりが立ち昇ることが出来た時、
誰にも煙たがられることなく、
上に上に昇っていくことが出来るのではないでしょうか?

 

何だかモヤモヤとして不機嫌な時、その不機嫌な気持ちを愚痴に変えて周りの人にぶちまけてしまう時はありませんでしょうか?

私自身、何か嫌なことがあると、今でも愚痴をこぼしてしまうことがあります。

 

 愚痴をこぼした後は、とても気分がすっきりします。それでも、愚痴をこぼすだけではそのモヤモヤとした気持ちというのは無くならないと感じます。まるで、灰のようにこころの中に少しずつ、そのモヤモヤした気持ちを募らせていくのではないでしょうか?

 

つまり、そのモヤモヤとした気持ちはこころを燃やし、燻らせているのだと私は感じます。そして、自分が燻っていることに気づかず、まるで煙のようにモヤモヤとした気持ちを周りに振り撒いてしまっているのだと思います。

 

大切なのは、自分が心を燻らせていることを自覚すること。そして、どんな煙を立たせてしまっているのかを知ることだと思います。最初は、ゆらゆらとしてとても不安定かもしれません。それでも、一本筋を通すことが出来たのなら、迷うことなく真っ直ぐ前を向いて歩いていくことが出来るのだと私は思います。

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人生を変える今日の言葉 54言目

上杉鷹山の言葉

なせば為る 成さねば為らぬ 何事も
成らぬは人の なさぬなりけり

(意味)

やろうと思えば何でもできます。できないのはやろうと思わないからです。

やろうとすることは他人の為ではなく、自分の為になるのです。

(出典:上杉鷹山の生涯 ~不安定な現代に役立つ格言~

 

人はやろうと思えば、何でもできるし、なりたいものに何でもなることができます。しかし、このことを信じない人は沢山います。なぜでしょうか?

 

私の考えとしては、失敗や挫折を経験し、諦めてしまったことに対する自分自身への言い訳だと感じます。人は意識的又は無意識的にでも自分を傷つけるものから守ろうとする防衛反応をします。なので、失敗や挫折という自分のこころを傷つけようとする気持ちからこのような言い訳をするのだと思います。

 

しかし、諦めなければいつか必ず自分がやろうとすることをやることが出来ますし、なりたいものになることが出来るはずです。それが何年、何十年かかろうとも。

 

勿論、待つだけでは達成することは出来ません。常に達成する為の行動を起こさなければなりません。それは時には自分のやりたいことではなく、辛いことであったり、嫌なことであったりするでしょう。それでも自分の成すべきことの為に行えたことは、全て自分の糧となり、力となることでしょう。

 

繰り返しになりますが、出来るか出来ないかは他の人がどうとかは関係なく、最終的には自分がやるかやらないかありません。自分に言い訳をしない、これが「なせば為る」ことだと私は思います。

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人生を変える今日の言葉 53言目

ジョセフ・マーフィーの言葉

自分を愛せない人を
他人は決して愛しません。
人から愛されたいと思うなら、
まずは自分自身を愛すことから始めなさい。

(出典:ジョセフ・マーフィーの名言・格言集。潜在意識の力 | 癒しツアー

 

自分の愛する人の為に献身的に支え、尽くす人がいます。勿論、そこまで人を愛すことができることはとても素晴らしいことだと私は思います。

 

しかし、自分の身を犠牲にしてまで、誰かに尽くすことはそれは「愛」ではなく、「依存」であると私は思います。

 

私の考えとしては、「愛」とは対等な関係の下に生まれるものだと思っています。なので、自分の身を犠牲にしてまで行う献身は、自らその対等な関係を崩してしまう行為だと私は思うのです。それに、相手の為に何でもかんでも行ってしまうと、相手は何も行わなくなり、その人に「依存」してしまうと私は思います。そして、このような「依存関係」になってしまった場合、依存している側にある思いは、「愛」ではなく「都合の良い相手」となってしまうのです。

 

繰り返しになりますが、愛とは対等な関係の下に生まれるものです。なので、相手を愛すだけではなく、自分も相手から愛される人間であることも必要です。その為にもまずは自分自身が自分を愛することが大切だと私は思います。

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人生を変える今日の言葉 52言目

ビル・ゲイツの言葉

なぜファーストクラスに乗らないかって、
だってエコノミーでも到着する時間は同じだろ。

(出典:ビル・ゲイツの名言・格言。夢を見つけ、追い求めた言葉 | 癒しツアー

 

高級車に乗りたい、ブランドのバッグが欲しい、立派な家に住みたいなど人は「ブランド」というものに敏感で、そのブランド品を持つことがその人にとってのステータスであると思う人が多いと私は思います。

 

勿論、高級車になりたいと思うことや、ブランド品が欲しい、立派な家が欲しいと思うことは悪いことではありません。しかし、そういったブランドのものを所持することが必ずしもその人のステータスや品を高めるのかというとそうではないように私は感じます。

 

ブランドというのは、人々の価値観によって決められるものなので、実体のない不確かなもので、ある人から見れば何の価値もないものだという評価となってしまいます。例えば、Louis Vuittonのバッグを持っていたとしても、こどもから見ればLouis Vuittonのマークがついていようがいまいが、どちらもただのバッグだと思うでしょう。

 

要するに、人生において価値あるものとは、必ずしも豪華な食事をしたり、豪華なものを身に着けたり、豪華な待遇を受けたりなどの金銭で判断できるものではないということです。大切なのは、「達成することが出来た」ものに自分自身で価値あるものと評価できるかだと私は思います。

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人生を変える今日の言葉 51言目

松下幸之助の言葉

どんなに悔いても過去は変わらない。
どれほど心配した所で
未来もどうなるものでもない。
今、現在に最善を尽くすことである。

(出典:松下幸之助の名言・格言集。感動の言葉を! | 癒しツアー

 

あの時にああしておけばよかった、そう過去の自分の行動に後悔をしたり、この先やっていけるのか、と未来のことを不安に思ったりすることは誰にでもあると思います。

 

しかし、どれほど過去を後悔したり、未来を心配したりしたとしても、自体が良くなることは絶対にありません。

 

私たちが出来ること、それは今現在を充実したものにすることだけなのです。

 

「今自分は何を望んでいるのか?」

「今自分に何が出来るのか?」

「今自分に必要なものは何なのか?」

 

この3つの自問は、いつも頭の片隅に置いておくことが何よりも大切だと私は思います。そして、その自問に対して、何かアイデアが浮かんだのであれば、すぐに行動に移すことも大切です。

 

自分を変えることが出来るのは、自分しかいません。そして、変わる為には変わる為の行動を起こさなくてはなりません。その行動を起こせるのも自分しかいないのです。

 

必要なのは「勇気」だけです。失敗への恐怖や変わることへの恐怖に立ち向かえる「勇気」だけです。その勇気は今この瞬間にでも、持つことが出来るのです。あなたが今この瞬間に、「変わる」という決意を持つことが出来れば。

 

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人生を変える今日の言葉 50言目

夏目漱石の言葉

あせってはいけません。
ただ、牛のように、
図々しく進んでいくのが大事です。

(出典:夏目漱石の名言・格言集。『こころ』人間探求の言葉 | 癒しツアー

 

あいつに勝ちたい、あいつよりもいい生活を送りたい、あいつよりも、あいつよりも・・・。

 

この世界は、競争に満ち溢れています。例えば、テレビを付ければクイズ番組などで誰が一番正解したかを「競争」し、職場では誰が一番売り上げを出したのかを「競争」、学校では誰が一番テストの点を取れたのかを「競争」といった感じで、至る所に競争が満ち溢れています。

 

だからこそ、私たちは他人と競争することにとても慣れているのです。しかし、競争することに慣れたとしても、競争することに固執してはならないのです。

 

勿論、競争することにより技術革新や能力の向上など良い面があります。しかし、競争にはメリットだけではなく、デメリットがあることを忘れてはなりません。

 

そのデメリットは、競争することはとてもエネルギーが必要で、常に競争し続けるといつか疲弊してしまうということです。なので、長い人生を歩むためにはいつも全力疾走でいてはダメのです。時には、ゆっくりと周りの景色を見渡しながら、歩くことも必要なのです。

 

それは、何かをしなければならないと焦っている時にこそとても大切です。何もわからない時にアタフタと走り回っていては、いつか疲れて、本当に走り出さなければならない時に、全力で走ることが出来なくなります。

 

焦ってはいけません。焦ってはいけません。

大切なのは、誰よりも速く走ることではなく、前に歩み続けられることです。

 

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人生を変える今日の言葉 49言目

アルバート・エリスの言葉

人は”ただ”落ち込みません。
自分で自分の落ち込みに貢献しているのです。

(原文)

People don't "just" get upset.
They contribute to their upset-ness.

(出典:アルバート・エリスの名言

 

「ミスをしてしまった」

「人からひどいことを言われた」

「不運な出来事に巻き込まれた」

 

もう何もかもが嫌になる、そんな日はありませんか?

ただ、今あなたが落ち込んでいる理由は、そういった辛い出来事があったからではありません。自分自身が「落ち込むことを」選択しているだけなのです。

 

自分が喜ぶのか悲しむのかなどの感情は自分だけしか選択することは出来ず、誰かほかの人が操ることは出来ません。ほかの人が行えるのは、ただ「きっかけ」を与えるだけなのです。

 

「誰か私を幸せにしてほしい」

 

ならば、今この瞬間に自分が幸せな気持ちになればよいのです、他人に頼らなくても。

 

まずは笑顔を作ってみましょう。身体とこころは密接な関係があるので、顔が笑顔であると、こころも次第に笑顔になってきます。

そして、「私は幸せだ」とこころの中で思ってみましょう。それでもうあなたは幸せなはずです。

 

落ち込むことに一生懸命になっても、今以上に落ち込むだけです。なので、自分が幸せな気持ちになれることに一生懸命になる方がいいのではないでしょうか?

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