テーマ考察

自己評価を高める心理学⑤

今回まで自己評価を高める重要性とその高め方について、お伝えしてきましたが、最後にもう一つ自己評価を高めることの意義についてお伝えしたいと思います。 その意義とは、私が全ての人に自信を持ってほしいと願っていることに関係しています。なぜ私が全て…

自己評価を高める心理学④

ここまで、色々と自己評価を高める方法について、お伝えしてきましたが、自信を持ったり、自分を好きになるなど、自分のものの価値観や認識を変化させることは今すぐにでも行えるといっても、強いコンプレックスを持っていたり、強い自己嫌悪の念がある人に…

自己評価を高める心理学③

しかしながら、いきなり自分を許すといっても、何をどうしたらいいのかわからない人も多いのではないでしょうか? 今回は、自分を見つめ直すきっかけの方法として、ヘルマン・エビングハウスが開発した「文章完成法」と手法をお伝えします。 必要なものは、…

自己評価を高める心理学②

自己評価を高める為には、何が必要なのか? まず必要なのは、「自己受容」です。 私の考えとしては、人生を歩んでいくことは、同時に自分という人間との交際だと考えていて、一種の人付き合いだと感じています。 なので、自分の評価を高める為には、自分が別…

自己評価を高める心理学①

皆さんは、自分のことをどれくらい評価していますか? 学生時代の頃の私は、自己評価がかなり低かったと今では感じています。 私の経験上、自己評価が低いとその人のパフォーマンスも著しく低くなると考えています。理由としては、3つほど考えられます。 1…

早期回想分析について⑨

最後に、早期回想において大切なことは間違いや勘違いを気にせずまずはチャレンジしてみることです。勿論、スーパーバイザーなどの専門家に分析方法や分析事態を依頼すれば、正確な分析ができるようになったり、分析結果を知ることが出来るでしょう。したが…

早期回想分析について⑧

ここまで、課題や目標、手段を明らかにする方法について、お伝えしてきました。ここからは、分析した課題や目標、手段からどのようなライフスタイルを持っているのかを分析していきたいと思います。(ライフスタイルについてはこちらから) ライフスタイルは…

早期回想分析について⑦

では、まず「同級生」が何を意味しているのかを考えてみましょう。 同級生たちは、立場や環境が話者とよく似ていて、大人たちよりも身近な存在だと言えます。要するに、先生や親などの目上の人たちの中にいるよりも「立場が同じで、身近な存在たちの中にいる…

早期回想分析について⑥

まず「学校の休み時間」について、分析していきたいと思います。 考え方としては、「なぜこの条件でなければならないのか?」を考えてみることです。おそらくこの場合は、同級生と接する機会が一番高く、話しかけ易い時間帯だっただけだと思います。なので、…

早期回想分析について⑤

しかし、前回の方法はマイナスの回想に対する分析には効果的ですが、第1回目でもお伝えしたように、早期回想にはプラスの回想もあることを忘れてはいけません。このようなプラスの回想は、話者の「幸福の条件」が隠されており、話者の幸福とはどんなものな…

早期回想分析について④

では、目標を正確に把握する為にはどのようにすればよいのでしょうか? やはりそれは課題と手段をしっかりと把握することだと思います。ただ課題を考える場合も目標を意識することも必要となります。つまり、最初は表面的な目標を利用して分析してみることも…

早期回想分析について③

次に「目標」と「手段」について、考えていきましょう。 「目標」に関しては、前回もお伝えしたように、自分が達成したい理想の状態であり、自分が向かいたい方向のことです。そして、「手段」とは目標を達成する為に、課題を解決するやり方のことです。ただ…

早期回想分析について②

では、早速早期回想に仕方について考えていきましょう。(方法については前回に引き続きこちらを参考にしています。) 分析方法は参考URLに従って、課題、目標、手段を分析することによってその人がどういうライフスタイルを持っているのかを考えていきま…

早期回想分析について①

まず早期回想を行うためには4つの条件があります。 ①ある日ある時の思い出で、ありありと思い出せるもの(映像として残っているもの) ②はじめとおわりがあるもの ③感情が伴っていること(感情の名前はなくてもよい) ④できれば10歳くらいまでのもの この…

家族布置(構成)分析について⑤

今回までに、家族布置(構成)分析における家族関係が個人のライフスタイルの形成にどのような影響を与えるのかという観察ポイントについて、お伝えしてきました。 ただ、最後にもう一度だけお伝えしたいことは、この家族布置(構成)分析によってその人のラ…

家族布置(構成)分析について④

良い家族関係について、アドラー心理学では次のような特徴を挙げています。 ①お互いの意見を受け容れ、尊重し合いながら開放的に話い合いを行う。 ②結果ではなく、過程を重視し、どれだけ取り組めたのか、どのようの姿勢で取り組んだのかを見る。 ③親が物事…

家族布置(構成)分析について③

では、誕生順以外によるきょうだいの影響はどんなものがあるのか? 今回はいくつかの例をお伝えしたいと思います。 ①大家族の場合 大家族の場合、家族のグループが複数になることがあります。きょうだいの年齢差が5~6歳以上になると、歳の近いもの同士で…

家族布置(構成)分析について①

そもそも家族布置とは、親・同居人、きょうだいなどの家族構成、特にきょうだいの数や年齢差、性別といった家族構成のことを言います。 アドラー心理学において、ライフスタイルの形成には家族布置が大きく影響すると考えられています。その中でも特に影響す…

家族布置(構成)分析について~プロローグ~

家族布置(構成)分析とは、アドラー心理学においてその人のライフスタイルを知る為に使用される分析の一つです。 そもそもライフスタイルというのは3つの要素で成り立っているとアドラー心理学では考えます。 ①自己概念 自己の現状についての信念 ②世界像 …

人間関係におけるトラブル part5

皆さん、こんにちは。 今回も人間関係のおけるトラブルが発生した時の対処法について、お伝えしていきたいと思います。 ④怒りの感情をコントロールする 人は相手の対応をみて、相手と同じような対応をする傾向があります。例えば、相手が挑発的な態度で接し…

人間関係におけるトラブル part4

皆さん、こんにちは。 今回も人間関係におけるトラブルが発生した時の対処法について、お伝えしていきたいと思います。 ③「最悪な事態はまずない」と開き直る 人間関係のトラブルに見舞われた時、必要以上に大げさに考えてしまい、夜も眠れなくなるほど悩ん…

人間関係におけるトラブル part3

皆さん、こんにちは。 今回も人間関係におけるトラブルが発生した時の対処法について、お伝えしていきたいと思います。 ②事実と意見を分ける まずは次の言葉を事実と意見とに分けてみてください。 「君は社会のルールを知らないのか。飲み会に参加しないとは…

人間関係におけるトラブル part2

皆さん、こんにちは。 今回からは、人間関係のトラブルが発生した時の対処法について、お伝えしていきたいと思います。 ①エッセンシャルな問題とトリビアルな問題に分けて考える そもそもエッセンシャルとトリビアルが何なのかというと、エッセンシャルは「…

人間関係におけるトラブル part1

皆さん、こんにちは。 今回からは、人間関係におけるトラブルをテーマにお伝えしていきたいと思います。 前回まで、人間関係が上手くいくようにする取り組みについてお伝えしてきましたが、やはり、どんなに人当たりがよいとされる人でも、全ての人を好きに…

聴き上手になる part5

皆さん、こんにちは。 今回も「聴く」について、考えていきたいと思います。 ⑦相手の話を引き出す質問をする 具体的にはどういった質問をするのかというと、5W1H(What、Who、When、Where、Why、How)を使用した質問、つまり「オープンクエスチョン」を使用…

聴き上手になる part4

皆さん、こんにちは。 今回も「聴く」について、お伝えしたいと思います。 ⑤視線は相手ののどから胸のあたりに向ける よく相手の目をみて話すように言われることが多いかもしれませんが、実際はあまり人の目をじっと見過ぎると、相手はとても緊張してしまい…

聴き上手になる part3

皆さん、こんにちは。 今回も「聴く」についてお伝えしたいと思います。 ④話し手の話題に合った表情を心がける ものすごく基本的なことだと思われますが、楽しい話題の時には楽しい顔をし、悲しい話題の時には悲しい顔をするなどは話の場づくりにはとても効…

聴き上手になる part2

皆さん、こんにちは。 今回も「聴く」についてお伝えしていきたいと思います。 ②相手より、やや節度のある態度で聴く このポイントも前回お伝えした①とおおよそ同じことで、あまりにも礼儀正しい態度、例えば執事やメイドなどの従者が主人に対する接し方のよ…

聴き上手になる part1

皆さん、こんにちは。 今回からは、以前にお伝えした「聴き上手」になる為の8つのポイントについて、一つ一つ詳細にお伝えしていきたいと思います。 ①相手より、ややきちんとした姿勢で聴く このポイントは、よい人間関係を築く為の6つの姿勢の内、「尊敬…

人生観を見つめる part5

皆さん、こんにちは。 今回は「聴く」姿勢を持つ為に重要なことについてお伝えしていきたいと思います。 アドラー心理学では、「聴き上手」になる為には次の8つのポイントが大切であるとされています。 ①相手より、ややきちんとした姿勢で聴く ②相手より、…