第一回 自分を見つめよう勉強会~認める編②~
皆さん、こんにちは。
今日は前回の続きで、「認める」スキルの必要性についてお伝えしていこうと思います。
前回で「認める」とはどういう行為のことかを説明しましたが、「認める」の最も重要な部分は「目にとめる」という部分です。
本来、コーチングはコーチとクライアント(お客様)との二者間で行われることを想定しているコミュニケーションスキルなので、まず相手を「目にとめる」ことをしなければなりません。なのでまずは、二者間における「認める」ことの重要性をお伝えしたいと思います。
皆さんはこのような経験はありませんでしょうか?話し相手が自分が話しているにも関わらず、何か別のことをしながら聞いている、例えばスマートフォンをいじっていたり、家事をしながらなど。
話し相手が、このような態度をとっているとき、恐らくですが話すモチベーションは高まらないどころかどんどん低下していくのではないでしょうか?
つまり、相手と円滑に会話をするためにも、信頼関係を築くためにもこの「認める」ことは必須条件なのです。
そして、前回でもお伝えしましたように、自分の判断を挟まずに客観的事実のみを目にとめることに努めることが大切です。
しかし、円滑なコミュニケーションを行うなら、相手の考えを否定しないまでも相手の考えに同調し、肯定していけばもっといいのではと思われる方がいると思います。
ではなぜこういうことをしてはいけないのか。
その答えは、私の考えとして「新たな考えや視点が生まれにくい」ということに尽きます。
ただ単純に人との会話を楽しみたいのであるなら、人の考えに同調し、肯定していくことは効果があると思いますが、コーチングを受けられる方は何か悩みを抱えていて、それを解消したい為に相談に来られます。
そういった問題を解消するためには、「新たな考えや視点」が必要になってきます。つまり、相手の考えに付き従っていくと相手の考えや視点でしか考えることしか出来なります。
なので、問題の全体図を常に見ていられるように、相手の考えに流されず、中立的な立場でいることが大切です。
ここまで、二者間における「認める」ことの重要性をお伝えしてきましたが、次回はいよいよ「自分を見つめる」上で、「認める」ことの重要性をお伝えしたいと思います。
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