第二回 自分を見つめよう勉強会~聴く編③~

皆さん、こんにちは。

 

今回から「自分を見つめる」ときに、「聴く」ことの効果についてお伝えしたいと思います。

 

そもそも自分の中で行うことなのに、なにを「聴く」のかと疑問に思われると思いますが、第一回の勉強会の時に、「仮想の相手を想定して自分と対話をする」という「自分を見つめる」具体例として挙げさせていただいたと思います。

私は、基本的に自分との対話は他者と行うコミュニケーションと同じように、質問者と回答者の二者間で行う構図であると考えています。したがって、自分の内面に問いかけをしたのであれば、その問いかけに対して「聴く」ことをしなければならないと思います。

 

簡単そうに見えて、これが出来ている人はなかなかいないのではないでしょうか?

 

カール・グスタフ・ユングが提唱した概念で「ペルソナ」というものがあります。もともとは劇場でつけられていた仮面のことを指していて、社会に適応するために本当は内気な性格であるが、明るく社交的な性格を装っているといった社会的人格のことです。

 

これ自体が悪いというわけではなく、勿論状況によっては必要な仮面であると思います。

ここで重要なのは、外側だけでなく、内側にまでその仮面をつけてはいないだろうかということです。

 

近年は、人はこうあらなければならないとかこうするべきであるなど、社会からなにかしらの理想像を求められる傾向が強いように思います。なので、自分の本心からの問いかけに耳を塞ぎ、外からの声をよく聴いていることが多いのではないのかと私は思います。

 

人は誰もが期待に応えようとするものです。しかし、それに応えようとするあまりがんじがらめになってしまうのではないでしょうか?

 

そういったときには、自分の本心に耳を塞がず、耳を傾けることで今の自分の状況を「認める」ことができる、そういった効果があると私は思います。

 

次回は、具体的に自分の気持ちを「聴く」方法についてお伝えしていきたいと思います。

 

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