アドラー心理学の基礎学習~基本的な理論⑤~

皆さん、こんにちは。

今回はアドラー心理学における需要な技法である「勇気づけ」と5つの理論の関わりについてお伝えしていきたいと思います。

 

まず、アドラー心理学の全体図を表すと次のようになります。

 

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図の中に登場している「共同体感覚」というのはどういうものかというと、家族や地域の人、同僚、友人などと接しているときに感じる所属感や信頼感、貢献感などの総称を意味しています。

 

つまりアドラー心理学とは、勇気づけの精神(問題を解決する力を与える)を持って、5つの理論の考え方に従い、ここにいてもいいという安心感や必要とされているという貢献感などの共同感覚を持ってる人になることを目指したものです。

 

以上がアドラー心理学の基本的な理論となりますが、私の考えとしてやはり重要となるのは「勇気づけ」であると感じます。

私たちが困難を目の当たりにした時、その困難が高い高い壁のように感じると足がすくみ、立ち止まってしまうのではないでしょうか?そんな時、肩を叩いてくれたり背中を押してくれる仲間の存在があるとそれだけで人はかなり勇気をもらうことが出来ると思います。

 

けれどここで重要なのは、ただその人に代わって困難を解決するのではなく、相手を成長させたり、自信を持たせる為に困難を自分で解決される活力を与えることが一番その人の為となる行為ではないでしょうか?

 

「魚をあげるのではなく魚の釣り方を教えよ」という格言がありますが、今の問題を解決するのではなく、この先にどのような困難があろうとも解決する為に行動できるようにすることが何よりも大切だと感じます。