聴き上手になる part5

皆さん、こんにちは。

今回も「聴く」について、考えていきたいと思います。

 

⑦相手の話を引き出す質問をする

具体的にはどういった質問をするのかというと、5W1H(What、Who、When、Where、Why、How)を使用した質問、つまり「オープンクエスチョン」を使用した質問をすることです。

 

要するに、「はい」か「いいえ」で答えられない質問のことで(「はい」か「いいえ」で答えられる質問は「クローズドクエスチョン」と言います)、名前の通り話を広げる質問だと言われています。

 

例えば、相手が旅行に行ったときの話をしているとします。そして、2人から次の2つの質問を受けたとしましょう。

 

1.旅行はたのしかったですか?

2.旅行でたのしかったことは何ですか?

 

果たして、どちらの方が話を展開させやすいと感じるでしょうか?

 

これは私の考えなのですが、人はテーマを与えられるのと与えられないのとでは話しやすさが変わってくると思います。つまり、オープンクエスチョンは自分が何を聴きたいのかを相手に示すものだと私は思います。要するに1と2を比較したとき、会議やディスカッションでテーマとして出されたとしたら明らかに1はおかしなテーマだと感じると思います。

 

なので、人の話を引き出す質問を考える時には自分が何を聴きたいのかについて、テーマを考えてみることが大切だと思います。

 

⑧話の要点を相手に確認する

相手によっては、話していることに夢中になってまとまりのないように感じる話をしているように感じる時があります。例えそうではなかったとしても、相手の話を正確に把握する為にも確認作業はとても重要です。

なので、相手の言ったことを繰り返すオウムがえしをしたり、「それは〇〇ということですか?」と自分が感じたことを相手に伝えることで話を明確化したりすることが大切です。

 

以上、8つのポイントについての説明をしました。なぜこのテーマを選んだのかについては、次回の休憩時間のときにお伝えしたいと思います。

 

参考文献 人生が大きく変わるアドラー心理学入門 著者:岩井俊憲