人間関係におけるトラブル part3

皆さん、こんにちは。

今回も人間関係におけるトラブルが発生した時の対処法について、お伝えしていきたいと思います。

 

②事実と意見を分ける

まずは次の言葉を事実と意見とに分けてみてください。

 

「君は社会のルールを知らないのか。飲み会に参加しないとは何事だ。普通上司が飲みに誘ったら部下は参加するものだぞ。こんなことではこの社会でいきていけないぞ。」

 

上記の言葉の中で、客観的な事実は2つだけです。一つ目は「部下の人が飲み会に参加しなかった」ということ。二つ目は「上司が部下を飲みに誘った」ということです。

その他の「部下の人が社会のルールを知らない」や「上司が部下を飲みに誘ったら参加しなければならない」、「この社会でいきていけない」はあくまでも上司の人の主観に基づく意見に過ぎません。

 

多くの人がこういった個人の主観に基づく意見に翻弄され、ただの意見を重大な問題として考えてしまい、ストレスを感じたり、トラブルに発展してしまうことがあります。

 

上記の例の場合、例え上司の誘いを受けなくてもこの社会で活躍している人や楽しく仕事をしている人はいます。そして、「上司が飲みに誘ったら部下は必ず参加しなければならない」というのが仮に社会のルールだったとしても、「人に会ったら挨拶をする」とか「ゴミはきちんとゴミ箱に捨てる」などのその他の社会のルールを知っていれば、「社会のルールは知っている」ことになります。

 

意見は意見に以上でも以下でもありません。事実と意見を混同せずに、意見は意見として受け止めることが大切です。