人生を変える今日の言葉 6言目
アルフレッド・アドラーの言葉
大切なのは何が与えられたかではなく、
与えられたものをどう使うかだ。
(出典:1分間アドラー人間関係の悩みをゼロにする77の原則 著者:桑原晃弥)
「もしお金持ちに生まれていたら」
「もし運動神経がよかったら」
人は自分にないものばかりを意識し、自分にないものを持っている人を羨む、そんな心境になってしまう時があります。
しかし、与えられなかったものをどんなに欲しがっても、与えられることはほとんどありません。
私たちに出来ることは一つだけ。何を与えられていて、その与えられたものをどう活かしていくのかを考えることです。その為には自分の真の欲求を理解することです。
例えば、ある人がプロ野球選手になりたいと思ったとします。しかし、プロの選手になれるのはほんの一部の人です。なので、プロになれなかった時点で夢が潰えてしまったように感じるかもしれません。
けれど、ほんとに叶えたかった思いはプロ野球選手になることだったのでしょうか?そもそも、なぜプロ野球選手になりたかったのでしょうか?
つまり、この「なぜ?」が真の欲求に向き合う言葉の鍵となります。
なぜプロ野球選手になりたかったのか?
例えばその答えが「野球をずっと続けたかったから」だとすれば、別にプロの選手にならなくても草野球チームを作り、仲間を集めればずっと続けることは可能です。
要するに、「野球の才能を与えられなかった」ことを嘆くのではなく、「今あるもので自分の思いを実現させる為の方法を考え、行動する」ことが何よりも大切なことだと私は思います。