人生を変える今日の言葉 12言目

ルフレッド・アドラーの言葉

ピンク色のレンズの眼鏡をかけている人は
世界がピンク色だと勘違いをしている。
自分が眼鏡をかけていることに気がついていないのだ。

(出典:アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉 著者:小倉広)

 

人は自分が見ているものは、必ず真実であり、自分以外の人も同じような世界を見ていると考えています。しかし、実際には違います。

 

例えば、この文字の色は何色だと思いますか?

恐らく多くの人は、「緑色」だと答えるでしょう。しかし、昔の日本ではこの色のことを「青色」と表現していました。現に草が生い茂っている様子を「青々とした茂った草木」などと今でも表現しています。

 

この場合は、時代背景の問題かもしれませんが、人は物事を見る時に自分だけのレンズを持っていて、そのレンズを通して物事を見ているのです。これを「認知バイアス」といいます。

 

この「認知バイアス」がある為、私たちは完全に客観的に物事を見ることは不可能です。しかし、大切なのは自分がこういった「色眼鏡」をかけていることを自覚しているのかどうかなのです。

 

私たちには、「自覚」という他の動物にはない優れた能力があるのです。この「自覚」があるからこそ、自分以外の考え方があることが理解できます。なのでまずは自分が色眼鏡を通して、この世界を見ていることを自覚しましょう。そうすれば、一つの物事に関して、無数の受け止め方があることを知ることが出来ると私は思います。

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