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家族布置(構成)分析について~プロローグ~

アドラー心理学 テーマ考察 ライフスタイル

家族布置(構成)分析とは、アドラー心理学においてその人のライフスタイルを知る為に使用される分析の一つです。

 

そもそもライフスタイルというのは3つの要素で成り立っているとアドラー心理学では考えます。

①自己概念

自己の現状についての信念

②世界像

世界の現状についての信念

③自己理想

自己、世界の理想についての信念

 

①自己概念について、例えばプロ野球選手になりたいと夢を持っている人がいるとします。周囲の人は「絶対にプロになんてなれない」と思っていても、その人自身が「絶対に自分はプロになる」と思っていたとすると、その人の自己概念は、「私は絶対にできる」となります。

反対に、周りの人が絶対にプロになれると思っていても、その人が「プロになんて絶対になれない」と思っていたのであれば、その人の自己概念は「自分はまだまだダメである」となります。

 

②世界像について、例えば世界像が「世の中は親切な人に溢れている」と考えていたとすれば、自分が手を差し伸べることも、人から手を差し伸べられることも容易に受け入れられます。逆に世界像が「世の中は敵ばかりだ」と考えていたとすれば、周囲の人を信頼することは到底不可能なことになります。

 

③自己理想について、例えば会社において「誰よりも出世する」ことが自己理想であるとすれば、周りの人を蹴落としてでも自分は出世しようとするでしょう。逆に「今の会社をもっと良い会社にしよう」という自己理想を掲げていると会社の発展の為に、自分の周りの人たちと協力する道を選択するでしょう。

 

このように、人は①~③の要素を頼りに、人生の選択を行っています。つまり、ライフスタイルは私たちの人生における辞書や地図であると言えます。

そして、このライフスタイルの形成には1.身体的な影響(気質の遺伝、器官劣等性)であったり、2.環境(家族布置、文化)が影響するとアドラー心理学では考えられています。

 

要するに、2.の環境(家族布置)を分析することにより、その人のライフスタイルがどんなものなのかを知ることが、家族布置(構成)分析です。

 

参考文献:人生が大きく変わるアドラー心理学入門 著者:岩井俊憲

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