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家族布置(構成)分析について②

では、誕生順によってどのような性格特性が表れるのか?

アドラー心理学では、次のように考えます。

 

①第一子・・・一番に生まれ、常に一番でいたいと願う。

常に注目の的でありたい、誰よりも優れていなければならない、公正であるとともに支配的でありたいなど、常に誰かのトップでありたいという傾向がある。

 

②第二子・・・あとから生まれ、必死に追いつこうとする。

常に自分より有利なきょうだいがいる環境で育つので、第一子のきょうだいに追いつくことに必死になる。又は第一子とは違う道を選択し、第一子に勝とうとする傾向がある。

 

③中間子・・・人生を自分で押し分けて進もうとする。

ほかのきょうだいに挟まれて、自由に動けないといった状況に陥りやすく、ほかのきょうだいよりも自分が不公平だと感じる傾向がある。その為、きょうだいの中で一番の問題児になるか、逆にほかのきょうだいを押しのけて自分を高めようとする傾向がある。

 

④末子・・・生まれながらの赤ちゃんで、その大座が奪われることがない。

ほかのきょうだいと比べて、親の愛情が奪われるという経験をすることがなく、いつまでも親の愛情を感じられる立場である。その為、単独子と似た行動を取りやすい。その反面、誰もが自分よりも能力があると感じやすく、劣等感を持ちやすい。その為、責任などを他人に任せ、自分流のやり方でボスの位置に立とうとする傾向がある。

 

⑤単独子・・・巨人の世界の小人。

自分の周りは、大人ばかりなので、自分を大人と比較しがちである。そして、周りの大人から注目を浴びることに味をしめて、自分は特別だと感じる傾向がある。その為、自己中心的でマイペースになりやすい。また大人たちと接することは慣れているが同年代や年下相手は不得意だと感じる傾向もある。人によって、第一子のような努力家タイプになるか、末子のように依存的タイプのどちらかになる。

 

以上が、誕生順による性格特性です。注意点としては、あくまでも上記のような影響を受けやすい環境であるだけで、必ずしも上記のような性格になるとは言い切れないことです。最終的にどういった性格になるのかは、その人自身の選択なので、家族布置(構成)分析のような分析が必要となるのです。

 

次回は、誕生順以外のきょうだいの関係による影響について、お伝えしていきたいと思います。

 

参考文献:人生が大きく変わるアドラー心理学入門 著者:岩井俊憲

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