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閑話休題 ~人を育てる為に必要な事~

休憩時間

人は失敗や間違いをしてしまう生き物です。

しかし、人は失敗や間違いをしてしまうこと、認めることを嫌う生き物です。

 

なぜ人は失敗や間違いを嫌うのでしょうか?

 

それは、「自分はこの世の誰からも必要とされないと感じること」を非常に恐れるからです。人は失敗や間違いは自分の価値を大きく下げるものだと感じます。つまり、失敗や間違いをすることで成功や正しさから後退してしまうと感じてしまうということです。

 

それは、人を育てる時でもよく見られる光景です。例えば、部下が誰でも出来そうな簡単な仕事でミスをしてしまった時、烈火のごとく部下を怒鳴りつける上司の方をお見掛けします。状況を見ると、部下の無能さに怒りを覚えていると思われるのではないでしょうか?そして、怒っている本人もそう感じていることでしょう。しかし、実際は違います。

 

アドラー心理学の考え方として、攻撃的な怒りをする人は、何かをとても恐れている人だと捉えます。では何に怯えているのかというと、「自分が部下をろくに育てることが出来ない人間だ」いう評価をされることをとても恐れているのです。そしてほとんどの場合、この恐怖は無意識のうちに生み出されるのです。つまり自他関係なく、人は失敗や間違いに巻き込まれることは成功や正しさから遠ざかってしまうように無意識でも感じてしまうのです。

 

しかし、人の成長は自分の不完全な部分、つまり失敗や間違いを正すことで達成されるものです。要するに、失敗や間違いに向き合わなければならないのです。

 

以上のことから、人を育てる為に必要なことは自分を含めた人の周りの人の「失敗や間違いを恐れない勇気」を育てることが大切です。この失敗や間違いを恐れない勇気を教える為には、まず自分がその勇気を育てなければなりません。つまり、人を育てることは自分を育てることでもあるのです。結局のところ、対人関係においては「相手を変化させるのではなく、自分を変化させる」という原則は変わらないのです。

 

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