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早期回想分析について③

次に「目標」と「手段」について、考えていきましょう。

「目標」に関しては、前回もお伝えしたように、自分が達成したい理想の状態であり、自分が向かいたい方向のことです。そして、「手段」とは目標を達成する為に、課題を解決するやり方のことです。ただ自分が達成したい理想の状態とはいっても、早期回想における「目標」は、表面的な考えだけではなく、課題と手段の関係を見て、少し構造的に考える必要があります。

 

例えば、好きな人の前だと顔が赤くなり、上手く話せない人がいたとしましょう。この場合、最終的な理想の状態は好きな人と結ばれることだと感じると思いますが、これは表面的な目標です。理由としては、この場合の課題と手段を考えればよく分かると思います。

 

この場合の課題とは、おそらく「上手く話せないこと」だと思います。そして、「上手く話せないこと」を解決する為に「赤面する」という手段をとったと考えるのです。ここまで来たらおおよそ見当がつくと思いますが、赤面することで好きな人と結ばれようと考える人はいないでしょう。つまり、目標は別にあるのです。

 

では、「赤面する」ことによって達成される目標とはどんなものか?

 

簡単に言うと、「好きな相手と結ばれないこと」を目標としているのです。理由としては、相手の前で赤面し続ければ、相手と上手く話をすることが出来ず、永遠に結ばれることはありません。要するに、「赤面」を理由にすれば、自分の魅力が足りないとか勇気がなかったとかの自分の責任ではなく、「赤面してしまうから」と言い訳できるわけです。

 

つまり、心のどこかに「自分が傷つきたくない」という思いがあって、傷つかない為に今の状態を望んでいるからこそ「相手と結ばれない」ことが理想の状態であり、目標となるのです。

 

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