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早期回想分析について⑧

アドラー心理学 テーマ考察 早期回想

ここまで、課題や目標、手段を明らかにする方法について、お伝えしてきました。ここからは、分析した課題や目標、手段からどのようなライフスタイルを持っているのかを分析していきたいと思います。(ライフスタイルについてはこちらから)

 

ライフスタイルは3つの要素で成り立っています。それは①自己概念、②世界像、③自己理想の3つです。

 

以前にお伝えした家族布置分析と同様に、早期回想でもこの3つの要素からその人のライフスタイルを分析していきます。では、その方法を説明する為にもう一度、「好きな人の前で赤面してしまう人」を例に考えていきましょう。(分析結果についてはこちらから)

 

分析結果をまとめると次のようになります。

課題:上手く話せない

目標:相手と結ばれないこと

手段:赤面する

 

まずは、①自己概念から考えてみましょう。分析するポイントとしては、「上手く話せない」ことによって、話者は自分のことをどう思うか?です。おそらく、「自分は無力だ」と感じるでしょう。

 

次に②世界像について、分析するポイントは好きな人に対して話者はどう思っているのか?です。この場合、相手と結ばれないことが理想の状況ということで、おそらく無力な自分と釣り合わない感じていると思います。つまり、世界像は「自分の理想とする相手とは自分は付き合えない」と考えていると分析できます。

 

では、③自己理想はいったい何でしょうか?

 

話者は、「自分の理想とする相手とは自分は付き合えない」と考え、「相手と結ばれない」ことを目標に行動(赤面)しました。つまり、相手に告白することは負け戦になる可能性が高いので、怪我をする前に戦いから降りたと考えられます。要するに、「自分を傷つけたくない」というのが一番の理想の状態と分析できるのです。

 

以上のことをまとめると、

①自己概念:私は無力だ

②世界像:私が理想とする相手とは私は釣り合わない

③自己理想:私は傷つきたくない

 

というのがこの人のライフスタイルと言えます。

 

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