休憩時間 勇気ある行動の為に

皆さん、こんにちは。

今回は前回お伝えしたアドラー心理学における「勇気」についてです。

 

前回お伝えしましたように、アドラー心理学における「勇気」とは、「問題を解決する為に行動できること」ですが、実際に行動を起こせずに問題を放置してしまうことがあると思います。

 

私自身、本来の性質としては怠け者であり、緊急性のないものは後回しにして、期日が差し迫って来た時にようやく手をつけ始めることがあります。

 

そんな私が緊急性のないものやなかなかやる気の出ないものの為に行動を起こせる方法について、最近ある人との対話によって気づいたというよりも思い出したことがあります。

それは何かというと、

 

「ただ行動してみる」

 

ということです。

 

それが出来たら苦労しない、と思われる方もいるかと思いますが、時にはこういった単純極まりないことがその問題の解決策になりえるのではないでしょうか?

 

例えば、部屋の掃除をしなければならない時にとてもやる気が出なかった際、やる前は全然やる気がなかったけれど、いざ掃除を開始してみるとやる気がなかったことなど忘れて、しっかりと掃除をしてしまったという経験はありませんでしょうか?

 

この場合、部屋を掃除しなければならないと感じた時に、部屋をきれいにしたいという想いを持っていて、実際に行動を起こすことでその想いがより明確になったのだと思います。

 

つまり何が言いたいのかというと、時には行動によって後から自分の目的を理解することがあるのではないかということです。勿論、コーチングにおける考え方は目標を明確にしてから実際の行動を考えるのがセオリーなのですが、必ずしもそれが常に適切であるとは限らないと最近改めて気づきました。

 

仮に、行動を起こしてみてやる気が出なかったとしても、「それが自分としては本当にやりたくないものである」ということが解ると思います。行動を起こせず、ただ思い悩むことしか出来なくなっていたら、深く考えずにただ行動してみる、そのようなことが時にはあってもいいのではないでしょうか?