アドラー心理学とフロイト心理学①

皆さん、こんにちは。

今回は、同時期に活動し、三大巨頭とまで呼ばれたアドラー心理学フロイト心理学についてお伝えしていきたいと思います。

 

「同じ心理学だけれど何が違うのか?」

 

その質問の答えとして、簡単に言うと、アドラーは人間の行動の「目的」に注目したのに対し、フロイトは人間の行動の「原因」に注目したという違いがあります。

 

言い換えるなら、アドラーは常に「未来」に目を向けていて、その人のどういったものになりたいのかやどういった環境にいたいなどのウキウキ、ワクワクしたものを重視します。

それに対し、フロイトは常に「過去」に目を向けていて、その人がどのようなトラウマを抱えているのかやどのような心の傷を負っているのを知るためにその人の辛かった過去を重視します。

 

ただ現代において、より重要視されているのはフロイト心理学のような「原因論」ではなく、アドラー心理学のような「目的論」であり、カウンセリングなどの精神病治療においてもフロイト心理学が使用されることはほとんどありません。

 

理由として、私が思うに昔の辛かったことや悲しかったことを思い出し、改めに認識する作業よりも、未来の楽しいことを想像することの方が楽しいし、より明るい気持ちになれるからだと思います。

 

それでも、フロイト心理学は現代心理学において、今でもかなりの影響を与え続けています。なので、次回はフロイトが残した成果についてお伝えしていきたいと思います。