第四回 自分を見つめよう勉強会~目標設定編⑤~

皆さん、こんにちは。

今回は、目標設定についてのまとめをお伝えしたいと思います。

 

前回までの内容を要約すると次のようになります。

①目標は自分にとって魅力的なものでなければならない。

②目標の内容はなるべく定量的であることが大切である。

③魅力ある目標を設定するには、ちょっとした頑張りで達成できる目標を達成していくことである。

 

私の考えでは、特に大切であるのは③ではないかと思います。

 

自分のやりたいことや将来の夢を持てていない人は、魅力ある目標といってもピンと来ない人が多いと、私の経験でもそう思います。

けれど、そういった状態であってもちょっと頑張れば達成できそうな目標であれば立てようと思えば必ず誰でも立てられると思います。

 

話は変わりますが、心理学的には幸福は2つ存在すると考えられています。

一つはヘドニア(Hedonia)と言って、感情が大きく関与している幸福感です。例えば、宝くじが当たると誰でも幸福に感じると思います。しかし、当たってから日にちが経つとその幸福感は徐々に薄れていきます。人には適応力があるので、その環境に適応し、幸福感は薄れていくと考えられます。

要するに、ヘドニアはどちらかというと一時的な幸福であると言えます。

 

それに対し、ユーダイモニア(Eudaimonia)は、人生における生きがいや仕事にやりがいがある時などに感じる幸福感のことです。この幸福感はヘドニアの時と違い、継続性が存在します。例えば、自分の好きなことを仕事に出来ている人はとても幸福そうに見えると思います。勿論、苦労もあると思いますが、そういった人はこのユーダイモニアを感じているからこそ、エネルギッシュに活動出来ているのではないでしょうか?

 

目標を達成したときに感じる幸福感はどちらかというと、ユーダイモニアだと言われています。つまり、ちょっとした目標であってもこのユーダイモニアを味わうことは可能です。

 

結局のところ何が言いたいのかというと、人の生命を維持するために水や食事などの栄養が必要であるように、人を健康的で活発にする為には幸福という栄養が必要だと私は思います。つまり、今積極的に活動出来ていない人はこの幸福感が欠乏しているのではないでしょうか?

 

食事から得る様々な栄養も一気に摂取することがなかなか難しいと思います。なので、幸福も少しずつ摂取していければいいと私は思います。

 

以上で、目標設定編を終えたいと思います。

 

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