人生を変える今日の言葉 4言目

ルフレッド・アドラーの言葉

あなたが始めるべきだ。
他人がどうかなど考えることなく。

(出典:1分間アドラー人間関係の悩みをゼロにする77の原則 著者:桑原晃弥)

 

例えば、日常生活において、妻が夫に対し、家事を手伝ってくれないことに憤りを感じていて、夫を強く批判したとします。このことに関して、皆さんはどう思われますか?

 

中には妻の行動に賛同や共感される方もいらっしゃるかと思いますが、アドラー心理学では、妻の行動を良しとはしません。なぜなら、「過去と他人は変えられない」という不変の原則があり、この場合夫を批判することで、暗に夫が変わることを望んでいることになるからです。

 

大切なのは、相手と自分の課題を分離することです。

 

例え、家事が夫婦共通の課題であったとしても、自分は自分だけの課題として向き合うべきで、夫の課題にまで口を出すべきではありません。何度も言いますが、相手は変えられず、変えられるのは「自分」だけなのです。

 

それに他人を論評してばかりいたり、他人に依存してばかりいると、自分の人生の課題に向き合えず、自分で課題を乗り越える力が身につきません。自分が最初に気が付いたのであれば、相手がどうこうではなく、自分が行動すればよいのです。人は変えることは出来ませんが、そうした主体的な行動が、周りの人たちに対しての「勇気づけ」につながると私は思います。

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