人生を変える今日の言葉 5言目
アルフレッド・アドラーの言葉
「怒りっぽい性格の人」など存在しない。
「怒りという感情をしょっちゅう使う人」なのだ。
生まれ変わる必要はない。
感情の使い方を変えればいいだけなのだ。
(出典:アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉 著者:小倉広)
よく血液型占いなどで、「僕はO型だから大雑把で、A型みたいに几帳面にはなれない」といったことを言う人がいると思います。しかし、アドラー心理学では、生まれ育った環境や才能などの先天性な要因がその人の人生観や性格(アドラー心理学では一括りにライフスタイルと呼ぶ)などに多少の影響を及ぼすことを認めてはいますが、それらが人のライフスタイルを全て決定づけることには否定しています。
つまり、O型だから大雑把なのではなく、自分で大雑把な性格を選択したから大雑把な性格なのです。
怒りっぽい性格と言われる人も同様です。
生まれ持った性格、性質によって、怒りという感情を生み出されやすいのではなく、自分が怒りという感情を頻繁り利用しているとアドラー心理学では考えます。
要するに、人は感情に支配されることはありません。仮に怒りの感情に支配されたと感じた場合でも、それは怒りに支配されたのではなく、怒りという感情を盛大に利用した方が自分にとって都合がよかったから利用したに過ぎないのです。
ただ、見方を変えれば、怒りっぽい性格だと感じている人は性格を変更することは容易に行えるということです。仮に性格を変えることが困難に感じたとしても、それは自分が変更することを困難に感じているだけに過ぎません。
過去や世間の常識など自分以外の要因を言い訳にしてはいけません。他がどうであれ、あなた自身のことを決められるのはあなた自身以外いないのだから。