人生を変える今日の言葉 18言目

ヴィクトール・フランクルの言葉

どのような状況になろうとも
人間には一つだけ自由が残されている。
それはどう行動するかだ。

(出典:ヴィクトール・フランクルの名言 | 地球の名言

 

ヴィクトール・フランクルはユダヤ人で、第2次世界大戦中にナチス強制収容所に収監されていたという経験がありました。妹以外の家族全員をその収容所で亡くし、ヴィクトール自身も身体的、精神的に筆舌に尽くし難い拷問を受け、数えきれない程の屈辱を経験したといいます。そんな人間以下の扱いをされ、人間としてのありとあらゆる自由を奪われた彼ですが、後に「人間の最後の自由」と名付ける自由を発見します。

 

それは、相手がどんなに侮辱しようとどんなに蔑もうと、自分がどういった反応、つまりどういった行動をするのかを決定出来るのは自分以外いないという自由です。要するに、相手が私を怒らそうと侮辱したり、ちょっかいをかけたりしても、私が怒らないという決意を破らない限り、相手は私を怒らすことは出来ないのです。

 

今も昔も、自分の思い通りにならず、理不尽なことが私たちの周りにはたくさんあります。しかし、世の中がどんな状況であっても、私たちがやりたいと決意し、行動をし始めたものは、自分が歩みを止めない限り、誰にも止めることは出来ません。私たちはなりたいものは何でもなれるし、やりたいことは何でもやれます。達成できるのかできないのか、それを決定できるのは私たちに「自由」なのです。

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