人生を変える今日の言葉 37言目

ルフレッド・アドラーの言葉

すべての悩みは対人関係の課題である。
仙人のような世捨て人さえも、
実は他人の目を気にしているのだ。

(出典:アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉)

 

人間のあらゆる問題や課題には、すべて何らかの形で人が関わっているとアドラーは考えました。

どんなに人を避けようと、人里離れた土地でひっそり暮らそうと、部屋に引きこもり誰も部屋に入って来れないようにしようとも、誰もいない無人島であろうとこの世界にいる限り、誰であろうとも遠く離れた人のことをふと思い出し、その人と一緒にいた日々に思いをはせることはあるはずです。

 

アドラーは、対人関係の問題を一切なくすためには、人類と呼べる人が自分しかいないどこかの宇宙空間で一人で生きていくことでもしない限り不可能だと考えました。つまり、この世界で生きてい行く限り、私たちは他人とのつながりを意識せざるを得ないと言えます。

 

なのでまず人間関係の問題に向き合うことで大切なことは、自分が他者からの承認を求めていることを受け容れることだと私は思っています。しかし、アドラー心理学では、他者からの承認を求めることを否定しています。それでもいきなり自分の欲求を捨て去ることは難しいことです。

 

したがって、まずは自分が他者から承認を求めていることを認めることが人間関係の問題に向き合う第一歩なのです。そうすれば、自分が他者にどんなことを承認してほしいのかを考えることが出来るはずです。欲求は満たしてしまえば、欲求度は小さくなるものです。なので、もし自分が人間関係に悩んでいると感じているのであれば、今自分が他人にどう思われたいのか?を考えることが大切だと私は思っています。

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