早期回想分析について⑥

まず「学校の休み時間」について、分析していきたいと思います。

考え方としては、「なぜこの条件でなければならないのか?」を考えてみることです。おそらくこの場合は、同級生と接する機会が一番高く、話しかけ易い時間帯だっただけだと思います。なので、「学校の休み時間」というのは、幸せの条件ではないと推察できます。

 

次に、「同級生たち」について分析してみます。

なぜ、同級生たちからの評価を記憶していたのでしょうか?同級生でなくても、先生や親などの大人たちからの評価でもいいはずです。しかし目上の人の評価ではなく、敢えて「同級生」といった対等の関係からの評価を記憶しているということは、そこに意味があるはずです。つまり、幸せの条件を探す手がかりとして「同級生たち」が考えられると言えます。

 

最後に、「感謝されたこと」と「評価されたこと」について、この2つに関しては、深く考えなくても幸せの条件であると推察できます。なぜならば、相手がこの2つの行動をしたことにより、話者は「気恥ずかしさ」を感じています。つまり、言い換えるならこの2つの行動をしたら話者は幸せに似た感情を抱くということです。したがって、この2つは話者の幸せの条件を探す手がかりになる行動と言えます。

 

以上のことから、話者が幸せを感じた理由は、「同級生たちから感謝や評価されること」だと言えるわけです。しかし、これだけでは、話者のライフスタイルが何なのかがよくわかりません。更にこの言葉をより分かりやすい表現に変換しなければなりません。

 

なので、次回は「同級生たちから感謝や評価されること」を変換し、話者がどういったライフスタイルを持っているのか?を分析していきたいと思います。

 

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