人生を変える今日の言葉 24言目

デール・カーネギーの言葉

非難は愚者でも出来る。
理解は賢者にしかできない。

 

(出典:デール・カーネギーの名言・格言集。時代を超える言葉 | 癒しツアー

 

人は誰かを育て、成長させようとする時に相手の悪い所を洗い出し、悪い所を改善させることから始めることが多いと感じます。まるで、端からその何かが悪い所しかないと決めつけて、相手を否定しているかのように。

 

本当に相手を成長させたり、育てようと思うのであれば、悪い所ではなく、良い所に注目し、相手を否定するのではなく、理解を示すことが大切なのではないでしょうか?

 

悪い部分は簡単に見つけることができます。しかし、良い所を探し、相手を理解することは中々困難なことだと感じます。特に、それが凶悪犯罪者や傍若無人に振る舞う人、マナーが悪い人など自分の考えに沿わない相手であるとより一層理解することは困難に感じるでしょう。

 

ただ、哲学者ソクラテスの言葉「誰ひとりとして悪を欲する人はいない」にもあるように、どんな人でも悪事を働こうとして行動することはなく、「然るべき理由」があります。つまり、その「然るべき理由」を無視して、相手を非難するだけでは相手がこちらの話に耳を傾けることはありません。

 

相手を本当の意味で導きたいのであれば、まずは相手を理解することです。勿論、相手の「然るべき理由」に賛同することではありません。あくまでも「理解する」だけでいいのです。なぜならこちらにも相手同様「然るべき理由」があり、その理由に基づいて行動しているからです。

 

理解することと賛同することは全くの別物です。理解することとは、あくまでも同じ目線に立つということ。同じ目線で相手と接しない限り、相手の存在を否定し、相手を無視し続けることになるのです。

 

f:id:discover-knowledge5:20161024211819p:plain