人生を変える今日の言葉 32言目

ルフレッド・アドラーの言葉

楽観的であれ、
過去を悔やむのではなく、
未来を不安視するのでもなく、
今現在の「ここ」だけを見るのだ。

(出典:アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉)

 

「楽観的」というと、皆さんはどんなイメージを持つでしょうか?

もしかしたら、何もせずにただ待っていれば物事が上手くいくと考えている能天気な人、というイメージを持つかもしれませんが、そうではありません。

 

アドラー心理学では、「楽観的」であることと「楽天的」であることに対し、明確な違いがあります。「楽観的」であることは根拠も準備もある状態をいいます。上記のような物事が上手くいく根拠も準備もない人は「楽天的」であり、「楽観的」ではありません。

 

ここで言いたいことは、自分なりに成功への準備をしっかり行い、自分の中で明確な根拠を持てるものであるならば、失敗への不安や悲観的に今後の展開を待つのではなく、前向きに肯定的な考えの基、行動することが大切だということです。

 

勿論、リスク回避の方法やリスク軽減の方法を考え、備えることはとても大切なことです。しかし、未だ起こっていない問題に不安を感じたり、悲観的になることは全く意味のないことだと私は思います。

 

問題は発生してから対処をすればよいのです。言い換えれば、問題は問題として私たちの目の前に発現しない限り、問題ではなく、そもそも解決することは出来ません。したがって、現時点で出来る限りのことが出来たと思えるのであれば、現時点でこれ以上出来ることはないといえるでしょう。

 

つまり、「楽観的」であるということは同時に自分に自信を持つことでもあるのです。そして、自分に自信を持つことが出来れば、この後になにが起ころうと乗り越えらる自分でいられるはずです。「楽観的であれ」です。

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