ストレスを減らす取り組み part2
皆さん、こんにちは。
今回もストレスを減らす取り組みについて、考えていきたいと思います。
②共通感覚を養う
「誰もが自分だけのメガネを通してものを見ている」
これはアドラー心理学の5つの理論の一つ、認知論における考え方です。要するに、同じ事象であっても、人によっては感じ方が違うという理論で、この認知論によって、形成された価値観や見方、信念などをアドラー心理学では、「私的理論(プライベート・ロジック)」と言います。
つまり、何が言いたいのかというと、このプライベート・ロジックが歪んでいると周囲の人と摩擦が生じたり、生きにくく感じたりすることがあります。こういったプライベート・ロジックの歪みを「基本的な誤り(ベーシック・ミステイク)」と言います。(これらについては、こちらから
アドラー心理学における「劣等」について③ - 自己開拓レポート)
要するに、「やりたくない」と感じているものに対し、上記のようなベイシック・ミステイクをしてしまっている可能性があるということです。
なので、「やりたくない」と感じているものに対して、コモンセンス(共通感覚)」を養うことで「本当にやりたくないと感じているのか?」と疑ったり、「こうすれば楽しくなるのでは?」と建設的な考え方をすることもストレスを減らす取り組みの一つであると私は思います。(コモンセンスに関してはこちらから
アドラー心理学における「劣等」について④ - 自己開拓レポート)
前回お伝えした①の人に任せることも必要だと思いますが、根本的にストレスを感じない考え方をするトレーニングも必要です。そのトレーニングの一つがこのコモンセンスを養うということです。次回に続きます。